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Directed and Produced by
純谷吉松(Itoya Kichimatsu)


■2002年3月のニュース一覧
▼[2002.03.30]介錯刀を振り下ろす
▼[2002.03.29]死する病
▼[2002.03.28]サンキュー・マイ・ガールフレンド
▼[2002.03.27]流れゆくもの。
▼[2002.03.26]情報はせき止められずに
▼[2002.03.25]共有すると云うこと
▼[2002.03.23]エキスポい・ろ・い・ろ
▼[2002.03.21]ステレオタイプ・スピーカー
▼[2002.03.20]違いのわかるOS
▼[2002.03.18]革命最中
▼[2002.03.17]天壤無窮の眞實
▼[2002.03.15]犯罪者,または社会常識のないガキ
▼[2002.03.14]………。
▼[2002.03.12]流れからたどり着いた一徹
▼[2002.03.11]また踏んでコケますよ
▼[2002.03.10]カチカチのなかのあなた全部
▼[2002.03.08]正しい著作権のために殺せ
▼[2002.03.07]モラルの試す種の保存
▼[2002.03.06]ユビキタス,その本質
▼[2002.03.04]君の力が変えられるもの
▼[2002.03.03]未来飛来徂徠
▼[2002.03.01]音楽を普通にきちんと楽しむための勉強

■2002年04月のニュース一覧
■2002年02月のニュース一覧


 
[2002.03.30]
  介錯刀を振り下ろす


 ▼P2Pファイル交換の「KaZaA」がオランダ音楽業界に勝訴(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0329/kazaa.htm


 世間が死ねと云っても死なないし,ならば殺してしまうに限る。

 ピアトゥピアファイル共有サービスのカザーは,オランダ音楽著作権団体との控訴審で勝利した。地裁の判決を覆すもの。判決では,著作権侵害は利用者によって行なわれたもので,カザーによってではないと述べられた。

 記事にもあるように,これまでの判決と180度異なる判決内容は,この混乱がどれほど根深いものかを表しているだろう。日本や米国では殺される技術が,オランダではなんの問題もない,という矛盾。誰が,この矛盾の犠牲になった技術の代償をしてくれるのか。そもそも,そんな暴力を認める国があったことがおかしい,キチガイだ。

 著作権という名の暴力と殺人,コピープロテクトという名のレイプ。あと数日で消えてなくなる運命の者たちの犯す犯罪を,私たちはせせら笑って見送る。もうあなたたちに存在価値などないんですよ。なんだったら,私たちが介錯をしてあげましょうか。犯罪者には犯罪者にふさわしい最期をつくってあげますよ。JASRAC,日本レコード協会,エイベックス,ワーナー・ジャパンの犯罪者の皆様。




 
[2002.03.29]
  死する病


 ▼インターネットラジオが死滅する!? 〜著作権使用料率で米業界が猛反発(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0328/carp.htm


 「人が最期にかかる病気は,希望という名の病気である」サン・テグジュペリ。音楽はそのまま,死する病となった。

 インターネットラジオ局に,法外な音楽著作権使用料が課せられる可能性が高まっている。米国著作権庁はデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づき,1曲1人につき0.14セントの支払いを求めている。これが決定となるとDMCA施行時までさかのぼり,ラジオ局が徴収される使用料は7000万円を超えることもある。

 なぜ,音楽はこんなことになってしまったのだろう。もう,誰が,音楽に期待などしているだろうか。優しい癒しの音楽も,破壊と革命を奏でる時代を創る音楽も,もうこの世には存在しない。あるのは,汚れた音楽,現金と引き換える価値しかない音楽,死すべき音楽,だけだ。

 著作権庁の名前を借りているが,その本性は楽曲の利用をすべて自分の手中に収めていたいレーベルがいるだけだ。日本ではワーナー・ジャパンがコピープロテクトCDに手を染めるらしいが(> 音楽配信メモ),その汚らわしさには,見向きもしたくない。いや,最初からどこかで信用してしまっていたのが間違いだったんだ。報いを受けるのは,音楽業界ではなく,私たち,消費者なのかもしれない。…もう,もうなにも,信じない。(> Live365.com 米国著作権庁への反対提示フォーム)(tnx > argonさん)




 
[2002.03.28]
  サンキュー・マイ・ガールフレンド


 ▼メール処理に追われがちなビジネスマン〜ガートナー調査で判明(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0327/gart.htm


 ガートナー社がまとめた,ビジネスマンを対象とした電子メール利用調査によると,1日に受信するメールは61.5通,4.2時間を費やしている。プライベートの時間も,電子メールの処理に費やす傾向が高くなっている。

 『陽射しをさえぎるほどの桜の花びらが風に舞い,校舎の屋上にいても樹々のたもとにいるようだった。遠くから聴こえる賛美歌,抜け出した卒業式のピンと張りつめた空気は,柔らかい春の風のそよぐここにも伝わってきた。あなたは,私の不器用な話になにもいわず付き合ってくれて,地の果てまで続くかのような景色を一緒にみつめていた。

 「友だちになりたいんだけど」。私があなたに伝えたかったのはそれで全部。あなたは軽く微笑んで,うなずいてくれた。今日で,あなたも,私も,この街から離れていく。その私の馬鹿げたお願い。私には全然ないものを持っているあなた,ずっと憧れでいたあなた,涙がこぼれそうになるときにいつも思い出していたあなた。

 いつまでも舞い続ける桜の中で,ぎこちなかったけどあなたと交わしたわずかな会話は,3年間ここに通っていた年月よりも長くって,もしずっと前からあなたとこんなふうに話ができたら,私はどうなっていただろうと思えるくらい。でも,この今日のつながりは,ほかのなによりも尊くって,優しくて。あなたの煙草のけむりの先の雲をみながら,たぶんもう二度と会わないあなたに,いいたかった最後の言葉,「ありがとう」。』(via yamamoto maria - "thank you my girl friend")




 
[2002.03.27]
  流れゆくもの。


 ▼グーグル、新興宗教の批判サイトを検索結果から一時削除 (WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/Culture/story/20020325204.html


 せき止められず,流れゆく。地の果てまで,分裂し,拡散し,あふれ,濁として。それを止められるのは,……神様ぐらいかな?

 新興宗教のサイエントロジー協会が,同協会に批判的なサイトをグーグルの検索結果から外すことに一時的に成功した。同協会は批判サイトが勝手にいろいろなコンテンツを流用しているのを利用して,デジタル・ミレニアム著作権法違反として検索結果からの排除を申し入れていた。

 今日笑ったのはImpress INTERNET Watchの記事一覧で,どっかの会社がアダルトサイトや違法サイトの調査結果を警察に知らせたという記事(記事)の2つ下に,アダルトビデオのネット配信って簡単にできるし一気に進みそうだねという記事があることだった(記事)。新興宗教団体にしても,そのどっかの会社にしても,なにをわけわかめな話をしてるんだか,ということで。

 昨日(過去記事)と同じ話になるけれども,有害な情報でも,著作権を主張するものであっても,むやみに批判するものであっても,誰がそれを止められるだろうか? そのコンテンツをコピーした人を全員ピックアップして,その人のパソコンからすべて消去することができるだろうか? 地球の裏側に住んでいる人がもしコピーしてたらその人のところまで行くの? この国の憲法も著作権法も軽視していい。意味がないんだから。私たちは,それ以外には存在し得ない,モラルをこそ信じていい。信じられないのならば,地球上のすべての人を牢屋にぶち込むしかないね。




 
[2002.03.26]
  情報はせき止められずに


 ▼ハードウェアは海賊行為防止の決め手となるか?(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020325-2.html


 パソコンソフトでもあるけど,ドングルを付けないと聴くことができないCDとかは? まぁ今,地球上にあるCDプレーヤーを全部捨てられるんならね。

 ソフトウェアだけでは,海賊行為を食い止めることはできないという声明が研究者から出された。一部のメーカーはハードウェアレベルの保護技術を開発しているが,うまく進んではいない。新しい保護技術も発表されたが,「絵に書いた餅」という意見も。

 コピー防止CDが,絶対的にコピーを防御できず,簡単お気楽にリッピングもコピーもできるのは,もともとそれを基につくられた規格ではないからだ。後からくっつけたものなんだから,外せて当然。いや,それ以前にデジタル情報で記憶されていれば,その情報を劣化させない限り取り出すことを防ぐ手段はない。DVDビデオのように。

 音楽はCDというメディアを選んだ時点で,情報になった。データでしかない。情報だなんて失礼だ,芸術と呼べと騒ぐ人たちには,芸術性のある情報だとでも云ってあげよう。情報はネットワーク上を移動し,共有され,それを制限する術はない。CDを捨てて今ある別のメディアでってことでデータプレイディスクを採用する動きもあるが(WIRED NEWSの記事),まぁDVDビデオと同じ道をたどるのは目に見えている。本当にコピーを防ぎたいのなら,情報とは呼べないレコードかカセットテープに戻りなさい,たくさんの人は買わないだろうけど。




 
[2002.03.25]
  共有すると云うこと


 ▼共有という形の提携(百式)
  http://www.100shiki.com/index.php3?20020319


 共有は良心の絆だ。悪い考えがちょっとでも入ると,すべて崩壊する。人間を信じることができるか,とも,云える。

 ブロッグスキンズ・コムは,ウェブログの外観を簡単に変更できるスキンを配付している。そしてブロッグスキンズ・コムのスキンを変更する際には,ブロッガー社のウェブログ作成システムのIDとパスワードがそのまま使える。それぞれ違うサービスなのにユーザーのIDとパスワードを共有する提携をしているのだ。

 ちょっと前の話になるのだが,ある日突然MSから「ドットネット・パスポート登録者の皆様へ」というようなメールが来た。なにをわけわかめなこと云ってるんだそんなのに登録したおぼえはないよと云おうと思って過去のメールを調べていると,あった。「マイクロソフト・ドットネット・パスポートへようこそ」というメール。ん? いつそんなのに登録したんだと思っていると,どうやら動画のストリーミングができるサイトに登録したら,それはドットネット・パスポートの登録と兼ねていたようだ。ちなみにそのとき来た「登録者の皆様へ」というメールは,ブラウザのセキュリティホールがいっぱいあるのでパッチあててね,というものだった。あのさ…。

 まぁドットネットのサービスを深く使ってお金を払うようなことはないので登録されてもたいした問題はないとほっぽってるが,このドットネットやブロッグスキンズ・コムのようにID情報が共有されるのは,両方のサービスを使う際には役に立つ。逆にその情報を持っているのがMSみたいなところだと怖くなる(^_^;。シェアされた情報が適正に使われるのかどうか,実際は信じることは難しいものだ。面倒な力が加わると,共有という思想も安易に支持することはできない。




 
[2002.03.23]
  エキスポい・ろ・い・ろ


 ▼Macworld Tokyo 2002基調講演レポート(Impress PC Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0321/macw2.htm


 東京のエキスポの,気になった,い・ろ・い・ろ。

 マックワールドエキスポ・東京アップル社のスティーブ・ジョブズCEOの基調講演が行われた。サードパーティのマックOS X製品紹介では,アドビ社のフォトショップ,インデザイン,エルゴソフト社のEGBRIDGE,EGWORDなどが紹介された。

 過去記事でとりあげたEGBRIDGEが紹介されて嬉しい。OS Xにとってエルゴソフトはかけがえのない存在だ。だが,このEGBRIDGEによって入力可能と初めてなったフォント環境の問題は,アップルの思惑通りにはなかなか進まない可能性もある。アップル・パブリッシング・グリフ・セットと,インデザインを持つアドビ,そしてまぁとりあえずはトップシェアを占めるMSとの間で,グリフ・セットが一致しておらず,果たして改善されるのかどうか。記事中のキャプションでは「DTPの現場に福音」とあるが,ただでさえ動きが鈍いDTPの現場には,アップル,アドビ,クオークのすべての日本語環境を整って,定着して,年月を経なければ環境の変化は起きない。

 iPhotoのプリントオーダーも嬉しい。富士フィルムが選ばれたのもFDiサービスで他社を先行しているので安心感がある。新iMacの値上げはかなりバッドニュースだが,フラットパネルの価格上昇はシャレになってない状況なので仕方ない気分。とはいうものの,アップル製品でデュアル1GHz G4サーバーに次いで高い23" シネマ・HD・ディスプレイは高過ぎ(44万9,800円)(^_^;。その価値は十分にあるけどね。すべて10GBモデルに置き変わるんぢゃないかと思われたiPod,5GBのハードディスク増量で価格差5万円は微妙だ。でも6,000円でのレーザー刻印は格安。魅力的です。あとは基調講演と離れるが,いちばん笑ったImpress PC Watchの記事の中ほどにある三洋電機が参考出品している「ざぶとん」(画像)。なんなんだその名前は(^_^;)。




 
[2002.03.21]
  ステレオタイプ・スピーカー


 ▼机や窓をスピーカーに――CeBITで話題の小型デバイス「Soundbug」(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0203/15/e_sound.html


 パソコン筐体型スピーカー,広辞苑スピーカー,CDパッケージスピーカー,スピーカースピーカー,部屋スピーカー,家スピーカー,…ん?

 オリンピア社が,平らな面をスピーカーに変えてしまう「サウンドバグ」(写真)を発表し,今年のセビット見本市でもっともセクシーなガジェットと評価されている。堅い材質に固定すると素晴らしい音質になる。

 普通は振動を外に発することでスピーカーの音はきこえるが,壁を振動させることでなんでもかんでもスピーカーにできるということか。机も壁も窓ガラスもくっつけたものはなんでもスピーカーになるってのは楽しそう。聴いてみないとわからないけど,スピーカーの音よりもリアルな質感がありそうな気がするけど,どでしょ。

 ラインを伝って,振動を壁に伝え壁が音を発するということは,地球の裏側で壁を叩いた音を拾って地球の裏側に送って壁が叩かれる音を発すればとってもリアル(なにを云ってるやら。ステレオどころか4方の壁からすべて音を出せば5.1chどころぢゃないんぢゃないですかという気もして,みてみたいものでふヽ(´ー`)ノ。




 
[2002.03.20]
  違いのわかるOS


 ▼連邦裁判官がリンドウズに軍配(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/Enterprise/News/2002/Item/020319-4.html


 リンドウズとウインドウズってなにが違う? 要らないものがないだけ,のリンドウズが普及しない理由がわからない,わからない。

 米国連邦裁判所は,リンドウズ・コム社を提訴しているhマイクロソフト社の主張に疑問を呈した。裁判官は,リンドウズ・コムはウインドウズと1文字しか違わない名前をリスクを承知で選択しているが,ウインドウズもGUIを表すウインドウと1文字違いでしかない,と説明している。

 笑った。この裁判官は神だ(^_^)。ウインドウズがウインドウにsを付けただけの名前なのかどうかは知らないが,なんというか自分がMS関係者だったら,がく然とするようなことを平気でいう裁判官だ。スバラシイ。

 おんなじハードウェアが使えて,おんなじソフトウェアが使えて,セキュリティホール満載で使いにくさに満ちているOSだけ使わなくてすむリンドウズは,うまくいけば天下をとれる。ウインドウズに取って代わるのは,残念ながらマックでも,リナックスでもない。それらが取って代われるぐらいならとっくにそうなっている。1文字しか違わない,ってのがなによりも大事なのです。で,あたし的にはリンドウズにLainOSをかぶせて使いたい(ぉぃ。




 
[2002.03.18]
  革命最中


 ▼米国の著作権法はインターネットを通じて世界に及ぶ?(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20020306102.html


 革命の最中,革命に気付く人はいない。ふと気付いたときに,社会がまったく変化したことに気付くだけだ。そして,私たちはそのまっただ中にいる,のかもしれない。

 ロシアのエルコムソフト社が,米国のデジタル・ミレニアム著作権法に反していると起訴されたことに,同社はインターネット上の活動であり米国の著作権法に従う必要はないと主張。対して連邦検事補は,インターネットは米国の多数のコンピュータで形成された物理的存在で,その行為を禁止する権利があると反論している。

 たとえば,世界のどこかの国で,顔に覆いを掛けてない写真を人目に触れるところに掲載したら刑罰が与えられる法律があったらどうだろう?(イスラムでは女性が家族以外の異性に髪や肌をみせてはならないという戒律を厳しく強いている国もある) 毎日誰かの顔写真が載っているニュースサイトはおしなべて刑罰を受けるのだろうか? そのとき,米国の法律では禁じられていないから,日本の法律では禁じられていないから,と云って言い逃れるのは可能なのだろうか? ならば今回のエルコムソフト社の裁判で,ロシアの法律より米国の法律に重きを置いている理由はなんなのだろうか? より大きい国の法律だけが存在を許され,日本を含むたいしたことない国はさげすまれるべき存在なのだろうか?

 各所で云われていることだが,著作権は時代とともに変わるものだ。グーテンベルクが活版印刷による聖書を印刷したとき,それまで聖書を書き写すことで生活をしていた人は職を失い,グーテンベルクを呪った。だが,その人たちのことを私たちは思い返すことがあるだろうか? 技術があって著作権がある。現在跋扈している,最初に著作権ありきとし,技術を呪う人間たちも同様,数年後には忘れ去られているだろう。私たちは勇気を持って,彼らの職を取り上げるべきだ。




 
[2002.03.17]
  天壤無窮の眞實


 ▼EGWORD+EGBRIDGEが生み出した新しいDTPワークフロー(MacWIRE-D)
  http://www.zdnet.co.jp/macwire/0203/13/dr_egdtp.html


 これぞ天壤無窮の詔敕。來るべき日の繁榮の鏡。

 エルゴソフト社からEGWORD 12とEGWORD PURE 7,EGBRIDGE 13が発売された。EGBRIDGE 13では,ことえり3で使用できないものもあるアップル・パブリッシング・グリフ・セットのすべての文字を入力できる。アドビ社のInDesignではそれらの文字を直接入力することはできないが,EGWORDで作成したドキュメントを取り込むことで,それらの異体字を入稿可能となる。

 以前もほめちぎったおぼえのあるEGBRIDGEだけど(過去記事),新しいバージョンも好印象。なにより動作が軽い。まぁATOKを最後に使ったのはOS8の頃なので比較できないけど,OS X付属のことえりよりも身軽。で,記事にあるように機能は豊富。前バージョンで一気にココアアプリに転身して,それを100%活かした進化を着実に遂げている(pic)。対応するアプリケーションがないと入力できないので仕方ないけど。…つーかEGWORDしかないぢゃん(^_^;。エルゴソフトのOS X開発者は,私にとってトップデベロッパー,と云っていい。アップルはMSなどよりこういうデベロッパーを保護して欲しい。大阪弁を変換しなきゃマックを使う気にならないという人以外なら,EGBRIDGEはオススメ。

 全然関係ないけど,OS Xアプリをもう1個。かなり笑ったのだけど,3DOSXを紹介(^-^)。3D空間にFinderを表示するというただそれだけ(pic 1234)。でも基本的にはOS9的なFinder環境に準拠しているので(ラベルも使用可能),OS XのFinderってわかりにくいという人にも。かなりグラフィックチップ能力を要求するので,最近の機種でないとちょっとまごつくけど,使っていて気持ちいいのは絶対! ヒラギノのすべて使いこなすIMも,全面アクアなこのファイルナビゲーションも,OS Xの真実。




 
[2002.03.15]
  犯罪者,または社会常識のないガキ


 ▼【クルマで聞けないCD】これはCDにあらず---ライセンサーはあくまでも強気(auto ASCII)
  http://auto.ascii24.com/auto24/issue/2002/0312/10mau_si9999_10.html


 取り上げると悲しい気分になる話なので,もう取り上げないと思ったが,もうひとつだけ。

 エイベックス社のコピー防止CDは,最新のカーオーディオでは聴けない可能性が高い,なんとも困ったCDだ。CDの規格から外れているため,CDのマークはなく,カーオーディオではCDとして認識されない。

 掲示板に面白い指摘をいただいたので,それを掲載させていただく(tnx> 3さん)。『エイベックスが今回のコピー防止CDのパッケージに貼り付けている,パソコンで再生できない旨の警告ラベル(ph1ph2)には,「WindowsOSで」「Macintoshを問わず」「Windowsパソコンの」という表記がある。だが,商標を利用するのに必要な「®」マークが欠如している』。確認したが,CDのパッケージ内のどこにも商標を利用している旨の表記はなかった。

 常識のある会社のやることではない。簡単にいえば,ガキがヤフオクに自分でつくって出品しているような商品だ。そのくらいの商品価値だ。もちろんこれは,ミュージシャンに対して云っているのではないことは理解して欲しい。エイベックスという会社は,犯罪者であり(過去記事),社会の常識をわきまえられないガキだということで終わりにしたい。




 
[2002.03.14]
  ………。


 ▼AVEXのリッピングできない音楽CDが販売開始(Impress AV Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20020312/avex.htm


 ………。

 エイベックス社は13日,コピー防止CDを発売,CDのビニールカバーには「このCDはコピーコントロールCDです」と書かれたシールが貼ってあり,その下には「このCDはコピープロテクトCDです」というシールが貼ってある。直前に変更したのだろう。MP3対応CDプレイヤーや,ドリームキャストでは再生できなかった。

 あちらこちらのサイトで検証実験などをわんさかとみかけるので,売れてるなぁおぃと思うわけで(^_^;,検証結果はそちらにゆずる。個人的な印象だと,ドライブによってかなりの差があり,リッピングに関してはドライブの差がほとんどと思う。いちばん強力で感心したのはライトン社のもので,アナログ再生,デジタル再生,リッピングとなんの問題もなくこなしてくれた(すべての機種でではないだろうが)。現在のマックで多く採用されている松下製DVDドライブも,プロテクトを意に介さないものが多く,マック上でなんの問題もなかったという報告が多いのは,これによるものだろう(できない松下製ドライブもある)。

 改めて,このCDが出されたことによる影響を考えると,がっくりと落ち込んだ気分になってしまう。そしてそのへこんだ気持ちは腹立たしさにも通じる。このCDまがいの発売が特権的に行われ,普通の消費者はおとしめられる。音楽を楽しむことに手間をかけられ,音楽による楽しさが消える。加害者であるレコード会社は,信頼を失う。今回のコピー防止CDの発売は,音楽に対するレイプだ。同じ刑法によって裁いていい。ミュージシャンも,これによって受け手との間に壁がつくられ,意志の疎通が妨げられる。聞こえない言葉で話す人間に,誰が興味を持つだろうか? ………もういい。一言で云えば,悲しくなる。それだけだ。




 
[2002.03.12]
  流れからたどり着いた一徹


 ▼FAQ:サンのマイクロソフト提訴(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/Enterprise/News/2002/Item/020311-3.html


 上流から下流へと川面が流れていくように,今,こそ,提訴の絶好機だった,だけだ。

 サン・マイクロシステムズ社マイクロソフト社を反トラスト法違反で提訴した。10億ドル以上の損害賠償を求め,ウインドウズ機へのJAVA搭載,マイクロソフト社のインターフェイス,プロトコルなどの開示とライセンス供与,各製品のバンドル禁止を求めている。

 まずはZDNetの記事への訂正,または文句から。サンがMSのJAVAを気に入らないと云っていたのは,MSのJAVAが標準から外れたヘタレJAVAだったからで,それに対して意見を云っていたのは当然だ。まぁMPEG4しかり,いつもMSがやっていることだが。

 そして,サンの行動を「馬鹿げている」という言葉で締めるのはあまりにも疎かだ。今,サンがMSを訴えたのは,これまでの流れからみれば,今しか,なかったのだ。MSの歯車は今年になってから微妙に狂い出している。セキュリティの問題はとどめられないどころかドツボにはまりこみ,独禁法や民事の訴訟もMSにとって悪い方向に転がり出した。そして,ネットスケープの名を借りたAOLの訴訟(過去記事)。ドットネット(.NET)もはやくちゃんと動かしたいのに下手に動けない。先日来のXボックスの災難も,あげていいかもしれない(過去記事)。すべて,ひとつの流れとみることができる。もし去年と同じ状況が続いていたら,サンが提訴したのは「馬鹿げている」になるだろが,流れに乗って,今だからこその提訴,意味深い。




 
[2002.03.11]
  また踏んでコケますよ


 ▼ラオックスなどXboxの販売を再開(Mainichi INTERACTIVE)
  http://www.mainichi.co.jp/life/hobby/game/news/news/2002/03/09-1.html


 スタート直後に靴ひも踏んでコケたはいいけど,結び直さずにまた走り出そうとしているMS。あ〜みてられないね。

 家電販売店のラオックスが,マイクロソフト社のXボックスの販売を中止していたが,販売を再開した。サトームセンも中止していたが,再開する予定。不具合問題に対する説明がないと中止していたが,修理・交換サポートの増員などの対応を評価しての再開となった。

 ウェブ上では一大トピックとなったXボックスのディスク傷付け問題。販売店はどこも苦慮しているようで(ゲーム店ma-gaの店長のメッセージ(3/9)),いやはや。発売イベントではマスコミを敵に回したといわれたが(PAXNetの記事),今回の騒動では販売店の信頼もなくした格好。

 それにしても,傷が付くかもしれない「はずれ」があると知ったら誰も買わないのは当然。後々のことを考えたら,店頭在庫分の回収が当然だ。Xボックス担当MSKK常務,大浦氏の言葉はどれもいい感じで好きなのだが(NIKKEI Net ITの記事GAME SPOTの記事,特に日経ネットヒジネスの記事のPS2捨てちゃえ発言とか(^_^)),製品がついてこなければどうしようもない。プレステ2のネット接続の話も聞くが,誰がハードディスク+キーボード+マウス+モデムで計2万円以上(あ,ゲームも買ってね)を払う人がいるか謎で,かなり笑える。最初から付いていなければ,すべての周辺機器をそろえる人の数などたかが知れている。だが,Xボックスはそれ以前の問題。ネットワークの標準搭載など今まで世の中に出たゲームハードの中で最高のものだけに,痛い。ハードを売る自覚が足りないのか,それともソフト同様のいつものMSなのか…。




 
[2002.03.10]
  カチカチのなかのあなた全部


 ▼LEDの点滅で情報が漏れる(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020308-7.html


 カチカチ,カチカチ,あなた,そんなことばっかりしてちゃいけません,あ〜またそんなファイルを落としたりして,ちょっとは真面目に………。………ぉぃ,なんでお前に説教されなあかんのだ(;´Д`)。

 モデムの送受信を表すLEDランプを観察することで,送受信されているデータの内容を察知できるという研究結果が公表されている。現在の環境でそれを利用して攻撃される心配はほとんどないが,理論的にはデータを収集されるおそれはある。

 私の目の前にもモデムがあって,カチカチカチカチとLEDランプの点滅が繰り返されている。たまに,まったくネット接続をしていないのにカチカチと点滅していることがあって,スパイウェアの存在や,同じプロバイダを利用している人がパソコンを立ち上げたときに受けるアクセスに気付く。カチカチ,カチカチ。

 LEDの点滅は,送受信しているデータをサンプリングして,その動きを表している,となると,記事のようなデータ収集も可能なのだろう。うそ発見器が,声の抑揚,声質,声の振動で判断するように,点滅は明確にデータを表しているのか。そのうち,LEDランプの前に置くだけで,あなたのネット利用を分析,なんてマシンが出てきてもおかしくない。あなたの性格も,あなたの性癖も,あなたの性能も,全部全部分析します,カチカチ,カチカチ。




 
[2002.03.08]
  正しい著作権のために殺せ


 ▼著作権:儲けるのは誰だ?(TidBITS)
  http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-618.html#lnk2


 潰した方がイイね,あの会社。私たちは正しい認識を持つようにしよう。

 3歳の子どもが現在の音楽業界がやっているようなことを真似したら「それはいい子のやることじゃない!」と叱らなくてはいけない。そうして音楽業界は,音楽配信サービスでミュージシャンにお金を払わず,ミュージシャンから苦情を云われてもいる。さらに裁判所からも著作権の利用について説明を求められている。

 とても面白い記事。ぜひ熟読することをお勧めする。アイディアの生態系として,現行の著作権法(米国のも,日本のも)は狂っている。キチガイじみているといっていい。そんなものをよりどころとして主張している人間のいうことを,だれが聞き耳持つだろうか?

 音楽を生かしておくには,品質が悪い音にしたり,聞こうとしている人に罠をはめるしかないのだろうか? 先日のZDNet Newsの記事を読んだ人なら誰でも思ったことだろうからあえて発言を取り上げる気もないが,この発言者の社会のクズ,文化のクズ,人間のクズっぷりに,さっぱり突っ込まないZDNetの記者も見損ないぐらいだ。エイベックスというクズに対する言葉をひと言でいうなら,今まで好き勝手やってきたあなたには死んでもらった方が社会のためです,ということだ。




 
[2002.03.07]
  モラルの試す種の保存


 ▼最高裁が覗き見サイトを容認(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020226-4.html


 ネットワークに既存の著作権は役に立たない,捨てていい。ネットワークに既存の倫理は役に立たない,捨てていい。ネットワークに既存の法律は役に立たない,捨てていい。なにも残らないが,人のモラルはある。モラルの試される,場所。

 タンパ市が求めていた,多数の女性の自室を24時間ウェブ中継するのぞき見サイト「ボワイヤードーム・コム」の閉鎖を,最高裁は却下した。それを褒めたたえ「インターネットは,誕生のはるか以前に書かれた法律で規制されるべきでないのは明白だ」という声もある。

 それでなくてもネットには,のぞきをしているかのような感覚がある。必ず,みるには意志が介在していて,今はまだ狭いモニタのなかをのぞき込むように情報が存在している。本当は同じものをたくさんの人がみているのだが,自分の前にある情報には自分がみていることしか気付かない。他の人から離れて,自分だけがみている感じを受ける。

 うわさ話,のぞき,ストーカー,盗み,などはネットの日常だ。どこから出たのかわからないうわさ話が一瞬で拡散するし,クッキーやアクセスログによるストーカーも簡単,セキュリティホールが次々と出てくる中で,ちょっと勉強してクラッキングすれば誰かのパソコン内のファイルを盗むなんてこともやれないことぢゃない。そもそも,ファイル共有ソフトは悪意のない(ある場合もあるけど)盗みの遊び,という側面もある。だがそれにリアルの法律を持ってきても意味はない。それが,普通だからだ。あるのは,モラルだけ。もしこの世界が崩壊したとしたら,それは人間という種族がそんなものに過ぎなかった,ってことだけだ。




 
[2002.03.06]
  ユビキタス,その本質


 ▼【IDFレポート】ユビキタス実現へ大きく前進-インテリジェント・ローミング(MYCOM PC WEB)
  http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/03/05/16.html


 1km先と,1万km先を同じにすること。言語,文化,風習,差別,敵対,それらすべてを捨てること。ハンパな地球を捨て去ること。

 インテル社の開発者会義では,いつでもどこでも同じようなコンピューティング環境を実現するユビキタス・コンピューティングが大きなテーマのひとつだ。実際に開発者会議の会場周辺は,どこでも高速接続回線を利用できる。しかもインテルは,それぞれの場所で接続を変えなければいけない点も解決しようとしている。

 街中でネットに接続しようとして、携帯電話を取り出して,アダプターやPCカードをとり出して,つないで…というのは全然スマートぢゃない。その場所その場所で環境設定画面を呼び出して,接続方法を変えて…というのも同様だ。ネットワークは,一歩先であろうと,地球の裏側に行こうと,なにも手を加えずにアクセスできるものでなくてはいけない。なぜか? ネットワークは,空気と同じだからだ。

 今の世界には国という境がある。だが,同じ思想の人間が集まった国をつくったわけでなく,生まれた地が違うだけで人間の中身はたいして変わらない。もし今,地球人口を再編成してもいいなら,世界統一の政治と言葉が促されるだろう。こことあそこで言葉が違うのは,それによって国民に国という区別を植え付けること以外に利益はない。とはいってもそんなことは無理なのはわかっている。その代わりが,ネットワークだ。こことあそこをつなげること,あの人と私をつなげること,境となるものがなにもないこと。ユビキタスの追求の本質は,そこにある。




 
[2002.03.04]
  君の力が変えられるもの


 ▼Google Toolbarに分散コンピューティング機能追加間近か(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0228/googlecom.htm


 鐘の音と連火の光,今こそ繋がる詠歎の讃歌とともに。君の肩は徹頭徹尾,ココアの甘い香りに包まれながら。

 グーグル社は,利用者の多いグーグル・ツールバーに分散コンピューティング機能を追加しようとしている。たんぱく質の構造計算を行う「フォルディング・アットホーム」に参加することになる。将来的には別のプロジェクトや,グーグルの機能向上のためにコンピューティングパワーを使う可能性も指摘している。

 しもべたる月の光の下,消える手の平と繋がる肩口。君の唇に似たエンゼルの艶を,たもととして知る危難の海。ヨーソロと叫べ,果てに行けば声は耳元,癒しの囁き。頼りの声こそ繋がりの意志,そしてティコの尊大は起き上がる。

 ティコ,思うかたなく,ティコ,グリコースの源。ティコ,アクセルの傷,ティコ,エンジンの束。連火が灯る,君の肩口から,手に手を取って。(フォルディング・アットホームにはOS X版もあります(ph)。




 
[2002.03.03]
  未来飛来徂徠


 ▼IDFに思う――。IntelはiMacを作れない(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0203/01/e_loney.html


 未来を日常にする,ものかは。

 アップル社は97年のジョブズ氏の帰還で,“PCになりたい病”のベージュのボックスから脱却した。マザーボードを設計する人と,ケースをデザインする人が一緒に働くという哲学が育ち,iMacが生まれ,新iMacも革新的なものとなった。SF映画で,ベージュのボックスをみたことがあるだろうか? そのボックスにメーカーの名前が入っていただろうか? インテル社は新しいものを出そうとしているが,それは美大の新卒者が考えるようなデザインばかりだ。

 新iMacは発売日延期であれこれ混乱している。アップル・ジャパンも4月前半と云った次の日に3月末に直したりして,まぁ大変そうだ。お店の店頭にも並んでいるようになったが,貴重品のようにガラス張りに入れられているところが多く,なんだかなと思っていると,1階エロゲ売り場でアップルのスペースも半分になってリニューアルしたTゾーンでは,気楽に触れたので遊んできた。はえー(←つーかいつも使ってるマシンが遅いのでそう感じるだけか。

 雑誌などではもう載っている,真ん丸いマザーボードはかなり笑えるものがある。頭のどこかに四角なのが当然だろという観念が拭えない自分がいることにも気付く。やっぱり新iMacは,いまだに不可思議な存在だ。どう使ったらいいのかわからない,SFの一場面にでも出てきそうな代物と感じるのだが,…たぶんこれは普通になる。普通になるための力を備えているのだ,真っ白い丸いボックスの内に。




 
[2002.03.01]
  音楽を普通にきちんと楽しむための勉強


 ▼パソコンでコピーできない音楽CD発売へ エイベックス(asahi.com)
  http://www.asahi.com/tech/asahinews/K2002022800099.html


 今日は,あしたから普通にきちんと,音楽を楽しむための,お勉強の時間です。

 浜崎あゆみなどで知られるエイベックス社は,3月に2枚のコピー防止CDを発売する。イスラエルのミッドバー・テック社の防止技術を使う。エイベックス社では消費者の反応をみながら,今後の作品への導入を検討する。

 コピー防止CDの技術はかなりの数があるが,現実的にレコード会社が採用しているのは,ミッドバー社の「カクタス・データ・シールド(CDS)」か,マクロビジョン社の「セーフオーディオ(SafeAudio)」,サンコム社の「メディアクロック(MediaCloQ)」の3つとなる。そして日本のレコード会社が採用するのは,前者2つが有力だ。音楽を本当に楽しもうとするなら,まずはCDにどのコピー防止技術が使われているかを調べる必要がある。前者2つの技術なら,ClonyXXLミラー)というツールで一発だ(ドイツ語でわかりづらいけど)。あとはその技術に対応した対策をすればよい。

 CDSもセーフオーディオも,CDにノイズを入れることでさまざまな動作を制限させる。CDプレイヤーは通常,ノイズを無視する機能を持っているのでそれでノイズが聞こえないようにするが,それはノイズの量の問題で,セーフオーディオでは明らかに音質が劣化するという意見もある。セーフオーディオは,SMEが去年秋にマイケル・ジャクソンのシングルCDで採用したものだが,MAZ Sound Toolsにあるalternate CDFS.VXD(ミラー)でWAVファイルを取り出すことができる(ph,CD内にWAVファイルがあるのでこれをデスクトップにコピーする)。あとはそのWAVファイルでCDを作るなり,MP3にすればいい。エイベックスの採用するCDSは,米国でユニバーサル・ミュージックが採用しているものと同じようで,パソコンのCD-ROMドライブでは同梱の専用プレイヤー(ウインドウズ用しかない)でのみ再生できるデジタルファイルが入っている。こちらもノイズを入れるのは同じで(細かくははセーフオーディオと違うが),それによってCDプレイヤーでも音質劣化や,早送り・巻戻しができなくなったり,再生できなくなる可能性もある。だいたいのCDプレイヤーではそのノイズは無視されるが,CD-Rに焼いたものだとノイズを無視する機能が働かず,雑音だらけのCDになる。こちらもalternate CDFS.VXDは動くっぽいし,CloneCDを使えばCD-Rへのコピーは問題なくできるという(CDSは細かくアップデートするのでちょっと確証はないが)。まぁつまり,音楽を楽しむにはたいして邪魔な技術ぢゃない。つーことで,がんばってね音楽を愛してないエイベックスの皆さん;-P。(参考:CD Media World




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